カビセンサーとは

「カビセンサー」とは、内部に休眠状態のカビの胞子と栄養分が封じ込まれている環境調査用の試験片のことです。
 
その基本構造は、

  1. カビ胞子
  2. 栄養分
  3. 支持体カビ胞子と栄養分を付着させる)
  4. 全体を覆う透湿性シート(外部環境はカビに伝わるがカビは外に漏れ出さないようにする)

の4つです。
 
カビセンサーを利用すると、調査箇所が「カビが発育する環境」、「カビは発育しないが生存できる環境」そして「カビが死滅する環境」のどれに当たるかを調べることができます。
 
カビセンサーを調べたい環境に設置(環境曝露)すると、カビセンサー内部のカビは周囲の環境を感知します。
 
カビの状態は周囲の環境に依存して変化するので、カビセンサー内部に封じ込まれているカビの状態から環境を知ることができます。
 
カビセンサーにはカビ指数調査用カビセンサーと、目視調査用カビセンサーの2種類があります。